~*笑顔*~
あれから美紀は私と一緒にいる


”姫をやめた”

それは学校にすぐ広まった


それで嫌がらせもおさまった


美紀はずっと私に話しかけている


ミキ『えっとね、それでさきがさぁ…

  おこっちゃってね喧嘩になって…』

私はそれを聞いて

『へーそうなんだ』

と、返事をするその時

ガラガラガラ

教室のドアが開き龍乱が入って来た

『美紀ごめんトイレ行ってくるね!』

そして私は龍乱と入れ替わりに

教室をでた

そして空き教室に走り込み座り込む

『もぉ…やだよ』

自分の声だけが静かに響く



こんな汚れた私は嫌われる


みんなに嫌われたくないよ…



だって…龍乱のみんなのこと


大好きなんだから…


そしてピンクに輝くネックレスを握った

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