可愛い俺の仔猫ちゃん
「大丈夫大丈夫。空月いつ帰ってくるのー?」

「明々後日かな」

「そっか」

そう言って空月の隣に座る。

「大丈夫だよ。翔にも言ってあるし」

ぽんぽんっと妹の頭に手を乗せてやる。そうすると月陽はぎゅっと兄にしがみつく。

両親がいない分、ずっと2人だけで暮らしてきた。その1人が短期間とは言え、いなくなるのはやっぱり寂しい。

「夜電話してね?」

「分かった」

「ふふ、よし!晩御飯作ろうっと。簡単になるけどいいよね?空月が帰ってきたときにたくさん作る!」

「うん」

月陽はささっとスパゲッティを作って、机に並べた。

「いただきます。あ、月陽、お前髪乾かせよ」

「食べたらね」

2人で世間話をしながら食事をして、月陽は皿を洗い髪を乾かす。

「俺明日早いから多分月陽が起きる頃にはいないと思うけどどうする?」

「起きる、空月と一緒の時間に起きる」

「分かった。じゃあもう寝ないと朝弱いんだから起きれない」

「ん!おやすみ!」

「おやすみ」
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