可愛い俺の仔猫ちゃん
「わか、ない……」

どうしていいかわからなくて、混乱状態で若干パニック。

「…まだ熱下がってないんだった、ごめん。寝てな?眠らなくてもいいから横になって」

されるがままにベッドに横になる。

「煽ったらすぐ襲うからね?」

「煽る…?翔ちゃん怒ったら怖いからやだ…」

煽るの意味を普通に捉えている。

「意味は間違ってないけどそういうことを言ってるんじゃないんだけど…」

「へ?」

「何でもないよ」

そう言って頭を撫でる。月陽の髪の毛はふわふわしている。

「あ」

「何?」

「お風呂入りたい」

「昨日たくさん汗掻いたもんな、行っておいで。逆上せないようにな」

「うん、わかった!」

そう言って着替えを持ってバスルームに向かった。

その間に翔輝が昼食を準備した。ちょっと早めの昼食だ。

「いい匂いする〜」

「髪乾かさないとまた風邪引くから先に髪乾かせよ」

「はーい」

月陽が髪を乾かすと朝食兼昼食となった。

「月陽食べれるか?無理そうだったら残せよ?」

「ん、大丈夫。翔ちゃんが思ってるより元気と思う!」
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