可愛い俺の仔猫ちゃん
そうして、2人は空月が帰ってくるまでゆっくりと晩御飯の支度をした。

「なんか新婚みたい」

「ち、違うから!」

一々反応が可愛い。

そして4時になると扉が開いた。

「空月だ!」

「ただいま」

「空月、おかえり!」

玄関先で久々の空月に抱き着く。

「とりあえずら寒いから中に入れてくれない?」

「うん」

空月は靴を脱ぐとリビングに入った。

「翔いろいろとありがと。助かった」

「全然大丈夫。空月もお疲れ、今日はもう熱下がって、空月が帰ってくるからって晩御飯の支度してたところ」

「そっか、ありがと。で?月陽とは?」

「何もしてません」

キスしたなんて言えない。

「あ、そうなんだ」

それから夜まで談笑して過ごし、夕食は
月陽と翔輝が作ったのを並べて、3人で食べた。翔輝はこの家の住民になり切っていた。

「翔ちゃん!いっぱいいっぱい、ありがとう!」

「ん、またな。おやすみ」

「おやすみ」
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