可愛い俺の仔猫ちゃん
「さ、もう遅いし、俺は帰るかな」

「翔ちゃんありがと!!おやすみなさい!」

「あぁ、おやすみ」

そう言って自宅に帰って行った。

「月陽、写真見せてよ」

「うん!動画も撮ったよ!」

それから30分ほど2人で撮った花火を見て、買ってきたワッフルも食べた。

「来年はお腹痛くならないでよ?」

「来年になってみないとそんなのわかんないじゃん」

「そうだけどー」

頬を膨らませる月陽。

「とりあえず、月陽風呂入りな」

「はーい」

お風呂に行くように促されてバスルームに向かう月陽。

「クリスマスどうしようかな」

空月がそう呟いたのは月陽には全く聞こえていない。

クリスマスまであと5日。毎年ホームパーティーを開く3人はプレゼント交換ももちろんする。きっとみんながみんなプレゼントを考えている頃。

「空月〜、お風呂上がったよって、空月もうパジャマだ」

「2人が祭り行ってる間にもう入ってたから」

「そっか。ねぇ空月!明日お買い物行こ!ケーキとかの」

「バイト帰りってこと?」

「うん!」

「わかった」
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