可愛い俺の仔猫ちゃん
「お風呂上がったよー。あ、空月お皿片付けてくれたんだ。ありがとう」
「いーよ」
「そういえば、明日クリスマスだけど終業式だね」
「もう3学期になるのか」
「時間ってすぐ経っちゃう」
「俺たちももう17歳なんだな」
「お父さんとお母さんがいなくなって12年も経ったんだ」
ポツポツと続く会話。
「俺たちがここまで生きてこれたのも、たくさんの人が支えてくれた」
「うん。いっぱいいっぱい感謝しないとね」
「うん」
「寝よっか」
「そうだな」
暗い空気のまま、2人は自室に戻って眠った。
そして次の日、クリスマス当日。
「月陽起きろって!」
「ん〜〜〜〜」
「今日クリスマスだよ、ほら!」
「手ぇ…」
朝いつものように月陽を起こすといつものように手を伸ばしてくる。
「ほんっとに、世話が焼けるなぁ、よっと」
伸ばしてきた手を掴んでいつものようにぐっと引っ張って体を起こしてやる。
「おは、よ…」
「おはよ、朝御飯食べるよ」
のそのそとベッドから降りて、髪の毛を整え、制服に着替える。
「なんかね、夢見たの」
「夢?」
朝食を食べながら話す。
「いーよ」
「そういえば、明日クリスマスだけど終業式だね」
「もう3学期になるのか」
「時間ってすぐ経っちゃう」
「俺たちももう17歳なんだな」
「お父さんとお母さんがいなくなって12年も経ったんだ」
ポツポツと続く会話。
「俺たちがここまで生きてこれたのも、たくさんの人が支えてくれた」
「うん。いっぱいいっぱい感謝しないとね」
「うん」
「寝よっか」
「そうだな」
暗い空気のまま、2人は自室に戻って眠った。
そして次の日、クリスマス当日。
「月陽起きろって!」
「ん〜〜〜〜」
「今日クリスマスだよ、ほら!」
「手ぇ…」
朝いつものように月陽を起こすといつものように手を伸ばしてくる。
「ほんっとに、世話が焼けるなぁ、よっと」
伸ばしてきた手を掴んでいつものようにぐっと引っ張って体を起こしてやる。
「おは、よ…」
「おはよ、朝御飯食べるよ」
のそのそとベッドから降りて、髪の毛を整え、制服に着替える。
「なんかね、夢見たの」
「夢?」
朝食を食べながら話す。