可愛い俺の仔猫ちゃん
「ありがと、月陽」

空月はそう言って包みを開ける。

「俺もありがと、開けるな?」

翔輝も空月に続いて開ける。

「気に入ってくれるかはわかんないけど」

「おぉ!ヘッドフォンじゃん!!めっちゃ嬉しい、ありがとな」

そう言って頭を撫でる。

「へへっ、良かった!空月は?」

「ん、気に入った。あったかそうだし、この時期なら毎日使えるし。ありがと」

「良かったー!」

2人に喜んでもらえた月陽は満面の笑み。


「じゃ、俺から月陽にはこれな」

「俺からはこれ」

翔輝と空月から包みを受け取る。

「ありがとう!開けるね!」

翔輝からのプレゼントはたたむとうさぎのぬいぐるみのようになるブランケットとクッション。

「月陽はよく寝るから」

「そうかな〜?すっごく嬉しい!これがあったらもうベッドから出られない〜〜」

「出てもらわないと困るけどね!」

そう突っ込む空月からのプレゼントはリュック。

「リュックだー!空月ありがとう!」

「あのリュック、裂けてるとこ多いからね」

通学にほとんど毎日使っているリュックは汚れているし裂けている。

「3学期からこのリュック使う!」
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