可愛い俺の仔猫ちゃん
「翔ちゃん！翔ちゃんも頑張ってね！」


「ん！じゃ、俺クラスの応援に行かなきゃ！月陽のことも個人的に応援してる！」


「うん！ありがと！あ、そろそろ始まるみたい、じゃあね！」


翔輝のクラスの女子たちはわりと身長も高く、月陽が1番低かった。


「みんな！頑張ろうね！負けないよ！」


1番の実力者である月陽がクラスをまとめる。みんなが見たことない一面だった。


ーピーッ！


ジャンプボールはとることができなかったけれど、シュートされる前にボールを奪い、一気に自分側のゴールまで行く。


「え？あの子めっちゃ速くない？！」


「俊敏過ぎでしょ」


翔輝の前ではそんな会話があった。


「だけどそんなうまくいくかな〜」


翔輝が呟いた通り、ゴールまで辿り着いたのにボールはまた奪われてしまった。


「愛ちゃん！」


月陽が中心となって、チームを動かす。


「月陽ちゃん！」


「はい、任せて！」


なんとかボールを奪った月陽のチームが月陽にパスをする。そしてまた一気に上がり、邪魔される前にゴールを入れようとスリーポイントの位置から入れる。
< 80 / 82 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop