可愛い俺の仔猫ちゃん
「ほんとだ!」


「双子が隣同士で試合してるなんて全校生徒が見に来るんじゃない?」


「愛ちゃん大袈裟だよ、有名人じゃあるまいし」


苦笑いしながら愛璃と喋る月陽はまだまだ余裕そうだった。


「よし!!後半戦も頑張れよ!!」


「おーう!!」


奏太に背中を押されて、コートに戻る。


隣のコートでは空月のクラスの前半戦が終わったところだっだ。


「空月空月!月陽めっちゃ調子良いぞ!!」


休憩している空月を引っ張る奏太。


「おー、ほんとだ。3ポイントがんがん入ってるじゃん」


「だろ!?俺らのクラスの女子バスケ優勝かも!!」


「まぁせいぜい応援しとけ。じゃ、俺試合に戻るよ」


「お、おう、頑張れよ」


月陽の活躍により、1試合目の勝利を収めた。


「ははっ、めっちゃ現役じゃん」


「全然!めっちゃ疲れたもん!」


奏太にタオルで仰がれながら水分補給をする月陽。


「いやー、普段の月陽からは考えられない活躍だったわ」


「考えられるし〜!奏太も勝たなかったら怒るよ!」


「が、頑張るよ!」


「応援行くね!」


「さんきゅ!!」
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