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「ただいまー」
「姉ちゃん。おかえりー」
「ああ、玲奈ちゃん、おかえりなさい。夕飯できてるわよ。」

叔父さん、叔母さんがいた。聡斗の方を見ると少し困ったように肩を上げた。

「「いただきます。」」

作ってくれた夕飯のメニューはご飯、味噌汁、肉じゃが、サラダだった。 

「ねえ、叔父さん、叔母さん。ここに住むの?」

「いや、僕らは住まないよ?ただ、たまーに来るだけ。」
「そう。だって、心配なんだもの。」

聡斗は少しうれしそうだった。私も、聡斗も、同じ気持ちだったらしい。

「「ご馳走様でした。」」


「聡斗、先お風呂はいるよー?」

脱衣所で服を脱いでお風呂に浸かる。

至福の一時だ。パパとママのことはあまり考えないことにした。

  ーすぐに会いたくなるから。

お風呂から出て、髪を乾かして、宿題をして、、そしたらもう10時だった。

そろそろ寝なきゃ。


まだいる叔父さんと叔母さんにおやすみなさい、と言って布団に入った。


今日は久しぶりに学校に行って周りには私のことを支えてくれる仲間がいる。

そう思えた1日だった。
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