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クリーム色のティディベア
君嶋さんとは駅前のカフェで待ち合わせした。
学校には欠席届を出したけど制服で向かった。
『依頼をしたくて。』
朝の電話を思い出しながらドキドキしていた。初めての依頼だ。
そんな時、一人の女の人が近づいてきた。髪の毛はふわふわのセミロングで目がくりっとしていた。モデルさんみたい・・・。
ポケーっと見とれていると可愛い声がした。
「あのー、藤本玲奈さん…ですよね?」
「あ、もしかして・・・君嶋さん!は、はじめまして。藤本玲奈です。」
「はじめまして。依頼をさせてもらいました、君嶋絢花です。あの、妹に会いたいんです。」
「えと、理由、聞かせてもらっていいですか?」
「はい。凛花が死んだのは6年前の事です…。」
そして絢花は静かに依頼の理由を話し始めた。