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絢花
私達はその頃住んでいた小さな町では、仲良し姉妹で有名な双子でした。
でも、6年前のあの日、喧嘩をした中でもすごく大きな喧嘩をしてしまいました。
『絢花お姉ちゃんのバカ!!絢花お姉ちゃんが悪いんじゃんっ?!』
『は?なにバカなこと言ってんの?お前うぜーんだよ』
私は、そんな凛花のお腹を殴ってしまいました。
今までした喧嘩で、私が凛花を殴った事なんて1回もなくて、凛花、すごい勢いで泣いて。
その時の私は凛花がただの邪魔者でしかなかったので、
『うるせーんだよっ!!失せろ!!』
って、言ってしまったんです。
凛花は驚いて泣きながら家を出ました。お互いにもう、そんな歳頃じゃないのにこんな喧嘩して。私はすごい反省しました。
でも、凛花が帰ってきたら謝ればいっか。って、そう思ったんです。
しばらくして、病院から連絡がありました。
ー凛花がショッピングモールの火事で…
病院に駆けつけたら、綺麗な凛花の顔に沢山の煤がついて死んでいました。
私のせいで。私のせいで、凛花は死んだ。
ー凛花はこの世で1番に大切な私の相方でした。