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ー朝

今日も学校に欠席届を出して、制服であのカフェに向かった。

「すみません、絢花さん、遅れてしまって…。」

「いえ、いいんです。それより玲奈さん、凛花…どうでしたか?」

「大丈夫です!許可いただけました!」

そう元気よく答えた瞬間、絢花の目から涙が零れ落ちた。

「よかった…!!!」

不安で、不安で、しょうがなかったんだな。でも、

「絢花さん!まだ泣いちゃだめですよ!」

「玲奈さん…。ありがとう。」

そして明後日、Latte Pure Hotel というホテルの一室で待ち合わせすることになった。
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