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すると絢花さんが言いにくそうに玲奈に尋ねた。
「私は…なにを失うのでしょうか…。」
「絢花さん…」
「教えてください。私は、なにを、失うんですか??」
「あなたの…特別なものです。
思い出かもしれない、あなたのその腕かもしれない。
絢花さんの今回の依頼内容にあった代償をいただきます。」
「怖い…ですね。でも、ようやく一歩踏み出せた。
そしたらあなたに感謝しなければいけない。
本当にありがとう、玲奈さん。」