GOLD BOY〜不良彼氏〜
私と葵がコンビニを出ると、その後すぐに不良軍団も出てきた。
葵も自然と不良軍団と話し出しちゃって、その雰囲気に入れなくて私は一人でその場に立っていた。
そして、話し終わったのか、葵の視線が私に移った。
てか寒いなぁ。
早く帰りたい。
秋だっていっても、もう11月。
夜になると、冷たい風が吹いてるから肌寒く感じる。
「じゃあ、美鈴も連れてくわ」
「おう、よろしく」
「じゃあ後でな」
ふと、葵の声が聞こえた。
………え?私を連れてく?
もしかして、夜中に集まるやつとかじゃないよね?
もし、それだったら…
「美鈴、お前今日ヒマだろ?」
「…へ?」
不良達はいつの間にかいなくなってて、コンビニの前には私と葵の2人だけだった。
「夜中の集まり、お前もついて来いよ」
「…なっ」
「どうせヒマだろ?」
「…うっ」
「はい、決定」
私は有無も言わされず、葵に連れて行かれてしまった。
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