GOLD BOY〜不良彼氏〜
『は?』って感じの困惑気味な顔をする葵は煙草を銜えて一回吸って口から煙を吐くと………
「教えてほしいの?」
小学校の時クラスに絶対3人くらいはいた悪戯っこのような、怪しい笑みを浮かべた。
「教えてほしい」
「そんなに?」
「…うん」
ちょっと嫌な予感はしていたけど今はそんなこと気にしてられないくらい聞きたかったから
葵の怪しい笑みと声のトーンなんかスルーして葵の答えをワクワクしながら待ってた。
けど、葵は
何故かよく分かんないけど私をベッドに押し倒して私の上に四つん這いで跨った。
………。
………へ?
………は?
………何故?
「…」
「…ねぇ」
「ん?」
「退いてよ」
「やーだ」
顔面殴ってやろうか!
あそこ蹴ってやろうか!
鼻折ってやろうか!
髪毟ってやろうか!
………実際出来ないけど。
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