GOLD BOY〜不良彼氏〜



葵が一体何を企んでるのか分かんない。


何を企んでるのかは分かんないけど“何”系の企みなのかは分かる。


たぶん葵のことだから――…



「体で教えてやるよ」



ほらね、出たよ。

こういう系だと思ったよ。


そんなに私としたいのか!

お前は猿か?猿なのか?

それとも盛った犬か?犬なのか?



上にいる葵を見上げる私を、キラキラした目で見下ろす葵。



疑いの眼差しを私が葵に向けていたら、葵の手が私のブラウスの襟にそっと触れた。



いつの間にかブレザーは脱がされていて、上はブラウスだけになっていた。



「…ちょ…っ」



これは本当にヤバいと焦り出す私を無視して、葵は今度はブラウスの一番上のボタンに手をかけた。



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