GOLD BOY〜不良彼氏〜



それからというもの


葵に制服のスカートをとってもらって素早く履き、ブレザーとカーディガンも着て3分で支度を終わらせた。



「おはようございます」


「おはよう」



リビングに行くとテーブルの上には豪華な朝ご飯が並べられていて、台所には葵のお母さんが立っていた。



昨夜は夜に家に上がらせてもらったっていうこともあり


葵はいいと言ったけど、私自身の判断で台所に行き何か手伝うことは無いかと葵のお母さんに聞いた。



すると葵のお母さんは『お味噌汁を並べてくれるかしら』と、7つのお味噌汁を指差した。



7つお味噌汁があるっていうことは、葵の兄弟も全員で朝ご飯を食べるってことなんだろうか。



今まで葵の家で朝ご飯を食べたことはあまり無かったので
葵んちの家族と一緒に朝ご飯を食べるということに少し緊張していた。



でも、実際朝ご飯の時間になってみると………



「ねぇねぇねぇねぇ!いつから付き合ってんの?」

「葵のどこが好きなの?」

「美鈴ちゃんのどこが好きなの?」

「もうエッチしたの?」



2人のお姉さんに質問攻めにあって緊張してるどころじゃなくて、学校に行く頃にはヘトヘトになってた。



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