GOLD BOY〜不良彼氏〜



まったく訳の分かんない言葉ばかりが出てくる葵と男子2人の会話に耳を傾けていた。



訳の分かんない会話って分かってても暇だから耳を傾けざるおえない。



やっぱり中学が違うってだけで派手な女の子たちの会話には入れなくて、

私は一人ぼっちだった。



だから葵は私を一人ぼっちにしないように女の子たちから離れてソファに座ってくれた。



それなのに…



結局葵は男子2人と楽しそうに盛り上がっちゃってる。



何なのさ。

結局私を一人ぼっちにして。

意味分かんない。



葵はすぐそばにいるのに、ものすごく遠くに感じてしまう。



あの時と同じだ。

一人ぼっちで寂しかった時と同じだ。



思わず泣きそうになった。



けど涙を押し殺した。



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