GOLD BOY〜不良彼氏〜



次の日は放課後になると2人でダッシュして葵んちに帰って、すぐにバイクを走らせて駅に向かった。



葵だけが舞子さんと話すもんだと思ってたけど、舞子さんは女の子がいた方が話しやすいから、

という理由で私まで呼んでくれた。



舞子さんは二駅分隣の大学に行ってるから、今日は舞子さんを駅まで迎えに来ることになった。



駅の近くにバイクを停め、出口で舞子さんを3分待ってると、出口から舞子さんが出てきた。



そのまま駅の近くの喫茶店に入って、それぞれ頼んだ飲み物が来ると、本題に入った。



さっそく舞子さんと葵はシリアスな雰囲気を漂わせて、舞子さんの彼氏について話し出した。



私にはやっぱりよく分からなかったけど、間間には必ず舞子さんの彼氏に殺意を抱いた。



ありえない。

それでも男かよ!

よっぽど私のが男らしいわ!



一人で心の中で舞子さんの彼氏に暴言吐いてて、舞子さんと葵の話が終わる頃には一人で疲れてた。




「飲み物……お代わり」


「あ?ああ、つか、また?」


「…うん。喉乾いたから」



結局喫茶店を出るまで、私は7回という尋常ない数飲み物をお代わりした。



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