GOLD BOY〜不良彼氏〜
無意識ってホントに怖い。
自分がこうしようって思ってないのに、勝手に自分が動いちゃうからホントに怖い。
ただ誤解を解こうとしただけなのに、またもや同じ過ちを繰り返してしまった。
勝手に口が滑る。
言ってることは全部本音で、嘘偽りなんてない。
だけど私の口はペラペラペラペラと本音を全部話しちゃってる。
それも………無意識に。
「……あお、い…っ」
その私の本音に我慢できなくなったらしい葵は、私の首筋を強く吸って、キスマークをつけた。
私の両腕は葵にがっしりと掴まれて固定されていて、上半身はもう動けなかった。
「……したくねぇんじゃねぇんなら、拒んでんじゃねぇよ」
葵は首筋から唇を離した。
少し伸びた前髪が横に流れて、色っぽく見える葵がそう言った。
ブラウスの上から2つのボタンが葵にはずされて胸元が開くと、葵はそこに唇を寄せた。
そこにもさっきみたいに強く吸って、キスマークをつくった。
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