GOLD BOY〜不良彼氏〜
結婚してんのかしてないのか不明な天沢先生はひとまず置いといて
葵のサボり癖をこれから直す対策を考えないといけない。
しかも葵のサボり癖を直せるのは何だかんだ言って私しかいないんじゃないかと思う。
「それより反省文は?早く書かねぇと昼になるんだけど」
本当は反省なんか、これっぽっちもしてないくせに葵は反省文反省文とうるさい。
確かに反省文をいつも書かされていつもは昼までに間に合っていたのに今日は時間が短いせいか
天沢先生は適当大好きなくせに、意地悪で昼までわざと反省文を書かせてくれなかった。
私と葵は、お昼までには間に合いたいからマッハの速さで反省文を書いたけど
結局お昼の時間には間に合わなくて5時間目の数学の時間に二人で隠れながらお弁当を食べた。
先生にお弁当が見つかることもなく、5時間目が終わると同時にお弁当も食べ終わった。
「まったく…2人して反省文書かされてるなんて、どんだけ仲良いのよ?」
「ま!俺とゆずの仲の良さには、余裕で負けるけどな!」
放課後になると、菊哉とゆずが私と葵をからかいに来た。
なのに、葵は誰かから電話が来たとかいってどこかへ行ってしまった。
だから私1人が、毒舌カップルにからかわれてる状態になる。
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