私立桜恋学園~貴方は何科?~
恋愛科選択~恋愛への興味~
3人と別れて私は1人で家に帰っていた。
(あの3人は、決めてるみたいだな・・・私は、どうしよう・・・)
まだ冊子を読んでないので、決めようと思っても決められない。
でも、3人から出ていた科の名前は覚えていた。
純愛科、ファンタジー恋愛科、スポーツ恋愛科。
これ以外にも色々あるみたいだ。
(ファンタジー恋愛科は、ちょっとなあ・・・
名前からして私に合いそうにないよ・・・)
私はあくまでも勉強するために学校に行くのだ。
だから、なるべく勉強に影響のない科にしたい。
ファンタジー恋愛科、楽しそうなのかもしれないが普通の学校生活が送れない気がしていた。
(とりあえず、冊子を読もう。私に合うのもあるかもしれない。)
「ただいまー」
家についた私は階段を登り、自分の部屋に入った。
荷物を置き、部屋着に着替えてリビングに向かった。
リビングではお母さんがソファーに座って、テレビを見ていた。
「あら、優梨。おかえり。お友達と帰ったのよね?色々話せた?」
「うん。楽しかったよ。」
私は答えながら、少し心配な事があった。
(お母さんは、この学校の事どう思ってるんだろ・・・)