王太子殿下の妃になりました
すると外から馬の蹄と鳴き声が聞こえると玄関の扉の鈴がなる。

「こんにちは、クロイツさんいますか?ご用があり、参りました!」

ジュリアはハッとし、助けを求めようと声を出そうとすると男がジュリアの口を塞ぎ、不在にしたげあげようとした。
自由の聞く手で周りを手で探り、側の机に手があたり、机の上に置いてあった花瓶を手に取り、床に叩き落とした。

パッリーン………!

家を訪れた訪問者は割れた音を聞きくと
ダンダンと強く扉を叩いた。

「クロイツさん!大丈夫ですか?!」

「何かあったかもしれないな。シオン王太子殿下、ご判断を!」

ざわざわと家の前で話し合う声の内容に男は驚くと、隠し持っていた縄でジュリアの手足を拘束すると机の脚に縛りつけ口を同じ縄を噛ませ、窓から逃げ出す。
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