バーフライズ・ストンプ
「――んっ…」

チュッと言うわざとらしい音を立てながら、センセイは何度もわたしの唇を奪った。

「――ッ…」

ようやくセンセイの唇から解放された時、わたしの呼吸は荒かった。

「キレイな肌だね」

そう言ったセンセイに視線を向けて見ると、
「――あっ…!?」

シャツの胸元がはだけていた。

どうやらセンセイにキスされている間に、センセイにボタンを外されてしまったらしい。

センセイは妖しく笑うと、
「――あっ…」

はだけた胸に唇をつけた。

チュッと音を立てながら唇をつけられるたび、わたしの唇から声がこぼれてしまう。

下にいるいちごちゃんに聞こえないように、わたしは手で隠すように口をおおった。
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