バーフライズ・ストンプ
センセイは驚いたと言うように目を見開いて、
「いいのかい?」

わたしに聞いた。

わたしは首を縦に振ってうなずいて、
「センセイに、抱かれたいです…」

そう言ったわたしの唇を、センセイが重ねてきた。

「――ッ…」

唇が離された瞬間、
「本当にいいのかい?」

センセイが聞いてきた。

「はい」

わたしは首を縦に振ってうなずいた。

「後戻りをするなら、今のうちだよ?」

「…構いません」

甘い香りを感じながら、わたしは言った。
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