【短15P】私はお父さんが嫌いだ








小さい頃のことは、よく覚えている。






それから、私はお父さんが嫌いで嫌いで、怖くて



離れた。




中学の反抗期に入り、男性という存在が私は恥じらいと嫌いな感情が私はあったからでもある。






おとうさんは、よく仕事を辞めてはまた見つけてやめている。



だから、お父さんが体調不良で会社を辞めた時私言ったんだ。


「この、仮病!」


って。




それだけじゃない。



「ただいま。」



って、お父さんが帰ってきても、
「おかえり」は言わない。

話さない。

しゃべりかけられたら、「うるさい。」と言う。

叱られたら反抗している。


おとうさんは、殴らない。
いつからか、殴らなかった。



私はお父さんがある日言ったんだ。


「死んでも悲しまへんやろ?
どっかに消えたほうがいいよな」

「死にたい」

「はぁ…」

「どうしたらいいんや?」



気づいたらいつもブツブツと呟いていた。

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