優しい君に恋をした。
な、なんでここに!?
え!?
私の頭はパニック状態。
「君大丈夫…?どっか痛いところでもあるの?」
心配そうにわたしの顔を見るあの時の男の子。
痛いところなんかもちろんない。
でも驚きすぎて声が出ない…。
「あ、あ、あ…あの…。」
やっと絞り出すことが出来た小さな声。
「ん?」
「わっ私のこと覚えてますか!?」
とっさに出た言葉。
何言ってのよ私。
覚えてるわけないじゃない。
しかもなんでこんな時にそんなこと言うのよっ。
「え……??あっ!あぁ!あの時の!!」