茶髪くんと日陰ちゃん
「なにもなかったんならいいよ」
たまに風間君が何を考えているのか分からない時がある。
冷たいのか…優しいのか…
どっちなんだろう……?
でも何故か…
昔の時より平気な自分がいる…と思う。
あ…と風間君が呟く。
「今度から俺があげた髪飾り使えよ」
急に何を言うのかと思えば…
もしかして根に持ってる…?
「…分かった?」
風間君が私の顔をのぞき込む。
その表情に何故か私はドキッとした。