茶髪くんと日陰ちゃん
ガー……
扉が開いて中に入る。
その中はもの凄く薄暗い。
あぁ…早くここから抜け出したい…
「か…ざまくん…
腕…掴んでもいいですか…」
怖くて何かに掴んでいたい私は風間君にお願いする。
「腕…?
……いいよ。」
そう言うと風間君は自分の腕を私に近づける。
その腕を私は両手でしっかりと握る。
「…………。」
風間君は喋らないし目を細めている私は風間君がどんな表情をしているのかは分からなかった。