茶髪くんと日陰ちゃん
最低な風間君
「風間君ちょっと私職員室に用があるから先に帰ってていいよ!」
放課後私は日直だったから日誌を渡しに行かなければならない。
待たせることになっちゃうから先に帰ってもらおう。
「あー日誌?
真面目にそんなの書かなくてもいいのに」
それは風間君だから通用するんだよ…。
「いいよ、俺教室で待ってる」
待たせちゃ悪いのに…
「えっ…そんなの悪いよ…っ…」
「そういうこと言わずに早く行ってこいよ」
トンッと私の背中を笑顔で押す風間君。
「あ…ありがとう…っ!」
優しい風間君…。
早く職員室に行って戻ろう…。
私は走って職員室に向かった。