茶髪くんと日陰ちゃん








「おい…!



待てって…!」










廊下にまで追いかけてくる風間君はものすごく焦っている様子。









「暇つぶしになってよかったね。


私なんかといて楽しかった?」








どんどん可愛くない事ばかり口に出してしまう。






なんで追いかけてくるの…?








「っ…聞いてたんだな…。」








なんで風間君が悪そうな顔するの…?







遊びだったなら何も思わないはずでしょ…。











「確かにさっきはそう言ったけど本音じゃないんだよ…っ!」








そんなの…今さら聞いたって信じられるわけない…。








「もういいよ…。


結局私と風間君は正反対だし…」








上手く笑えずにぎこちない笑顔になってしまう。








こんなんじゃ風間君と付き合っていけない…。









何を信じたらいいかわからない…。
















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