茶髪くんと日陰ちゃん







「恭君、日景ちゃんなんかほっといて一緒に帰ろうよ」









何人かの女子が俺にそう言うけど…







「先に帰ってていいよ?

俺まだ日景に言うことあるから」







お前らなんかに興味無い。







俺が興味あるのは日景だけ。








日景だけが視界に入ればいい。








女子は少し文句を言いながらも帰っていく。










小さいながらも日景と二人きりになれて嬉しい気持ちと緊張。









日景を見れば俺を怖がって震えてる。









俺は日景が好きなのに…








なんで和也を見るような目で見てくれないの…?









あいつには笑いかけるのになんで俺の前では怯えた顔しか見せてくれないの…?














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