茶髪くんと日陰ちゃん
ふと日景の頭を見ると髪飾りがついていた。
これ以上可愛くならなくていい。
俺以外に日景のこと好きなやつが出てきたらどうするんだよ。
「お前が髪飾りとか気持ち悪い」
俺はそう言って無理矢理、日景の髪飾りを奪う。
そんな俺に日景は…
「か…かえして…」
小さな声でそう言った。
「返すわけねーじゃん」
そう言って俺は自分のポケットに髪飾りを入れる。
「あ…」
返してほしそうな顔で俺を見る。
そんな俺は小学生のくせに生意気を言う。
「返して欲しかったら俺にキスしてみしろよ」