茶髪くんと日陰ちゃん
「恭〜?
最近杉さんと仲良くないんじゃなーい?」
ふとそんな声が聞こえる。
一人の女の子は風間君の腕に絡みつきながらそう言う。
ズキズキと痛む心はとても正直。
まだ私は風間君のことが大好きで…
ちっとも諦めがつけられないことを思い知らされる。
「どうだっていいだろ?」
そんな声が聞こえてチラッと見てみれば…
風間君はその女の子の体を引き寄せる。
やめて……
やめてよ………。
私の目の前で他の子に触らないで………
醜い嫉妬心がでてきてしまう…。