茶髪くんと日陰ちゃん
「はぁ…っ…」
トボトボと廊下を歩きながらため息が出る。
私は何がしたいんだろう…。
風間君に想われたいの…?
風間君と幸せになりたいの……?
全然わからない……。
結局私は一人ぼっち…。
隣に誰もいない生活に戻っただけ。
今までが風間君とずっと過ごしてたから寂しく思うだけ…。
きっとそれ以外の何ものでもない…。
「どこに行こう…………」
そう私が呟いた瞬間…
「なにしてるの〜?」
後ろから声がした。