茶髪くんと日陰ちゃん
風間君とは小学生の頃から学校が一緒で…
私のことをいじめてたことも…
どんどん優しくなって、少しの間付き合ったこと…
私が廊下で聞いてしまった風間君の言葉…。
全てを私は遠原君に伝えた。
「恭ってそんなにバカだったんだ?」
私の話を聞いた遠原君はそんな事を言う。
風間君がバカ…?
どういうことだろう…?
「俺が日景ちゃん助けてあげるよ」
そう言うと遠原君は携帯を取り出して私の隣に座る。
「え…?」
ちょっとごめんね、そう一言遠原君は言うと私を抱き締める。
カシャッ…
一瞬の事で私は訳が分からず動けずにいた。
「じゃ、後はがんばってね」
遠原君はそれだけ言うと立ち上がる。