茶髪くんと日陰ちゃん
それから2日くらい経った頃教室に入った時に女子達が騒いでる。
「日景ちゃん大丈夫?」
「お休み長くて寂しかった〜」
わいわいと盛り上がるそんな声が聞こえた。
あ、来たんだ。
どんなやつなんだろ…?
そう思って隙間からその子の顔を覗く。
その瞬間…
「あ……」
花壇の子……。
俺はびっくりして固まった。
花壇にあれから来なかったのは病気になったから。
嘘をついてたんじゃなくて…
ただ来れなかっただけ。