茶髪くんと日陰ちゃん
本当は日景が好きで気を引きたいなんて誰にも言えなくて…
俺はもう後には戻れなかった。
俺が日景に意地悪するようになってから花壇にいたはずの姿は一度も見なくなった。
それでも俺は引けなくてずっとずっといじめを繰り返した。
何度も何度も謝ろうとして…
でも勇気がでなくて俺は謝れずにいた。
本当はまたあの笑った顔が見たい。
泣いた顔じゃなくて笑顔が見たいだけなのにそれから俺が見てきた日景の顔は笑顔とは程遠いものだった。