茶髪くんと日陰ちゃん
髪飾りと聞いて…
「そう言えば私から奪った髪飾りは!?」
付き合っての言葉よりもついそっちに反応してしまった。
「気にするの髪飾りの方かよ!」
見事に風間君もツッコミをいれてくれて…
でも本当にあの髪飾りはどうしたんだろう…?
「家の机の中にまだ入ってるよ」
その言葉を聞いて嬉しくなった。
「じゃあ今度返してくれる?」
お小遣いで初めて買ったアクセサリーだから気に入ってた。
今じゃもう年的につけられるものじゃないけど家に置いて置きたい…。
「じゃあ俺とまた付き合ってくれる?」
ギュッと風間君は少し強く私を抱きしめた。
「…私でいいの……?」
「俺は日景がいいんだよ」