茶髪くんと日陰ちゃん
日景と恭
「日景聞いてくれよ〜」
机の上に項垂れる風間君。
どうしたんだろう…?
「リエルって性格キツいし自分勝手だし俺一気に冷めた」
風間君はハァッとため息をつく。
そんな事を聞いて私は喜んでしまう。
ずるいかもしれないけどホッとした。
「ほんと俺、日景だけいれば何もいらない」
そう言って風間君は私の腕に自分の腕を絡めてきた。
「あ…あの…風間君、今日のお昼に話があるの…」
その言葉に風間君は固まる。
「別れ話とかじゃないよな!?」
そう聞いて逆に私が驚いてしまった。