茶髪くんと日陰ちゃん
「そういえば朝俺に言いたいことあるって言ってなかった?」
もぐもぐとお昼ご飯を食べながら風間君が私に聞く。
頑張らないと…っ…
「昨日私…名前は知らないんだけど…
3人の女の子達に体育館倉庫に連れて行かれて殴られたの………。」
私がそこまで言った時風間君はカシャンッと箸を落とした。
「風間君…?」
「で…?」
さっきまで明るい表情だった風間君の表情はどんどん曇っていく。
すごく言いづらい………
「それ…で…
その後に二人の男子が来て…
無理矢理されそうになったの…。」
私がそう言うと……
「…無理矢理って……
未遂で済んだってこと…?」
私は遠原君が来て助けてくれたこと、保健室に連れていってくれたこと全てを話した。