茶髪くんと日陰ちゃん
「風間君…っ…女の子なのに胸ぐらとか掴んじゃって平気なの…?」
さすがにまずいんじゃ…
「ああいう奴らはあそこまでしねぇとわかんねーんだよ」
ムッとした顔で風間君はそう言う。
ボソボソと風間君は何かを言ったけど…
「俺だってまだ何もしたことねぇのに…」
私は上手く聞き取れずに…
「え…?」
聞き返してしまった。
そんな私の頭を撫でて…
「なんでもねーよ。
志月の所いこーぜ、あいつにありがとうって言わないとな」
そう笑顔で言った。