茶髪くんと日陰ちゃん







「と…おはらくん……」








なんで遠原君が…






「…志月」






私達がびっくりしていると遠原君が言う。









「こんな道路の真ん中で話してるんだもん目立つよ。


それに道こっちだし」







淡々という彼にみるみる不機嫌になっていく風間君。






「確かにそれもそうだな。

悪かったな、朝からこんなの見せて。


行くぞ」






風間君はそう言うと無理矢理私の腕を引っ張ってグイグイ学校への道のりをまた歩き出す。








よりによって…





遠原君に前髪わけたことはバレちゃうし…






風間君には遠原君の影響っての知られちゃうし…








どっちにしても恥ずかしいや………。











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