俺の彼女は車椅子でした。
「ん?これは?」
亮が1枚のページを指した。
「どれどれ?」
他の2人ものぞき込む。
変なもの書いたページあったかな……
あ…!!
「ちょ、ちょ!ストップ!見ちゃダメ!」
スケッチブックを取り返そうとしたが、もう遅かった。
「…高校生になったらやりたいことリスト…?」
「プリクラを撮る…学校帰りに遊ぶ…お泊り会をする…メイクする…恋をする…卒業式泣く…」
かぁ……
読み上げられると恥ずかしい…
中3の時、舞美と色々妄想しながら書いたものだ
「いいじゃん!これ、うちらで実現させようよ!」
「え?」
「それ、いいな!」
そんなの見たら、引かれると思ってた。
「え…いいの?」
「あったりまえじゃん!」
明日香が私の肩を叩いた。
「ありがとう…!」