俺の彼女は車椅子でした。
「おはよー」
次の日は朝練をサボって学校に入った
また日比谷架純達が明日香の机を取り囲んでいる
誰も助けようとしない
遠目で見ている
俺もその中の一人になっていた
「きゃあ!」
明日香の悲鳴が響いた
一斉に静まる
「こんな髪不潔だから切ってやる!」
日比谷架純が思いっきり明日香の髪を引っ張った
助けなきゃ……
『余計なことしないでよ!!!』
昨日の明日香の言葉がひっかかる
日比谷架純がハサミを近づけた
「やめてぇぇぇぇぇ!」