俺の彼女は車椅子でした。
「悪いことしちゃったな、とか思ってんの?」
優人が顔を覗いてきた
「そういうわけじゃないけど…
二人の人生これからどうなるんだろう…」
ゆっくりそのあと考えてみたけど
田所綾香はただ恋をしていただけなんだよね
「奈々が心配することじゃねぇよ
綾香は多分すぐ新しい学校に慣れるだろうし…
深津は…更生すること祈ってようぜ」
「そうだね」
先輩のあの言葉は…あの優しさは
全て嘘だったのかな…