俺の彼女は車椅子でした。

下校の時

いつものように親の車で帰った

ぼんやりと窓の外を見ていた


ちょうど近所の公園の前を通り過ぎたとき

人影が見えた

「ちょっと止まって」

お母さんにお願いして近くに止めてもらった

「何?お友達?」

お母さんが聞いてくる
多分バスケットボールを持ってる…あれは…

……亮……

部活休みの日も練習してるんだ

「ごめん、なんでもない。」

邪魔しちゃいけないな

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