俺の彼女は車椅子でした。

それが刺激になったのか

わたしの体は少しだけだけど良くなってきた
医者も驚くくらいだった

中でも一番嬉しかったのは呼吸器がはずれた事

これで自分の言葉で話せる……


「俺、卒業式の答辞言うことになった」

優人がドヤ顔でいう

「す…ご……み…たい…」

聞き取りづらいわたしの言葉をしっかり聞いてくれた

「だろ?
もし、外出許可出たら見に来てよ」

「う…ん
が……ん…ばる」

「おう。
あぁ〜でも緊張するな〜」

優人が笑った

私も笑ったまたこんな日が来るなんて…

夢みたいだ…
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