俺の彼女は車椅子でした。
卒業式二日前
その日は学校でリハーサルがあったみたい
「あ〜マジで緊張してきた」
優人がずっとソワソワしていた
「だい…じょぶ…だよ」
「奈々、俺本番に弱いタイプなの
あぁ、失敗したらどうしよう」
少し緊張している優人が面白かった
「バスケは……ほんばん…つよい…でしょ?」
「バスケと比べ物にならないくらい緊張するよ〜
バスケは俺一人の責任じゃねぇしな」
優人が歯を見せて笑った
優人…何も変わってないな